年年歳歳
読み方:ねんねんさいさい
「年年歳歳」の意味
「年年歳歳」は、毎年毎年、来る年も来る年もという意味です。
「年年歳歳」の語源・由来
唐代の詩人・劉希夷(りゅうきい)の「代悲白頭翁」には、
年年歳歳花相似、歳歳年年人不同
という句があります。
「年年歳歳」は、現在と同じ四字の形で原文に使われています。
劉希夷は「劉庭芝」「劉廷芝」の名でも伝えられ、この詩は『全唐詩』巻八十二にも収められています。
「年年歳歳」の使い方
次のような形で使われます。
- 「年年歳歳、〜」
文の初めなどに置き、その後に毎年続いている出来事や変化を述べます。「年年歳歳、行事が続く」などの形です。 - 「年年歳歳〜する」
後ろに動作や変化を表す言葉を続けます。「年年歳歳繰り返される」「年年歳歳少しずつ変わる」などと使います。
「年年歳歳」の例文
- この地域では、年年歳歳、秋になると収穫を祝う祭りが開かれてきました。
- 庭の木々は年年歳歳大きくなり、今では家を覆うほど枝を広げています。
- 古い写真を並べてみると、年年歳歳参加者の顔ぶれが少しずつ変わっていることが分かります。
「年年歳歳」の類似表現
歳歳年年(さいさいねんねん)
意味はほぼ同じで、多くの場面で言い換えられます。
「年年」と「歳歳」を逆の順に並べた形です。
「年年歳歳」を構成する言葉の意味
「年年」と「歳歳」は、どちらも「年ごと」「毎年」を意味します。
同じ意味を持つ二つの言葉を重ねることで、年を重ねながら繰り返されることを強く表す形になっています。
「年年歳歳」の古い用例
『古活字本毛詩抄』巻二十には、
年々歳々まつごのやうに有るぞ
という用例があります。
古活字本『毛詩抄』は17世紀前期の成立とされ、元和・寛永年間(1615~1644年)ごろに刊行されたものです。
この用例では、「年年歳歳」が「年々歳々」と踊り字を使って表記されています。
参考文献・出典
- 新村出編『広辞苑』第七版、岩波書店、2018年。
- 飯間浩明編『小学館 四字熟語を知る辞典』小学館、2018年、「年年歳歳」項。
- 小学館国語辞典編集部編『精選版 日本国語大辞典』小学館、2005~2006年、「年年歳歳」項・「毛詩抄」項。
- 国立国会図書館「レファレンス協同データベース」事例「劉希夷(劉庭芝)の『代悲白頭翁』という漢詩の掲載されている資料があるか」。
