風流や見た目より、実際の利益・実質・食べ物などを優先することのたとえ。
美しいものや風情を味わうことよりも、実際に役立つもの、利益になるもの、食べられるものなどを優先することを表します。実利的な選択を軽く肯定するときにも使われますが、文脈によっては『風流を解さない』ことへのからかい、自嘲、風刺のニュアンスも含みます。
風流より実利、外観より実質を選ぶという考えを表します。
「花より団子」の使い方
風流や見た目より、実際の利益や実質を重んじることのたとえ。 見た目や風情より、実際に役立つもの・利益になるものを選ぶ場面で使います。
見た目や風情より、実際に役立つもの・利益になるものを選ぶ場面で使います。
「花より団子」の例文
この場面は「花より団子」ということわざで表せます。
意味を確認してから「花より団子」を使うと、意図が伝わりやすくなります。
「花より団子」の教えを、日常の判断にも生かしたい。
「花より団子」の由来・背景
花見より食べ物を選ぶ姿から生まれた表現で、精選版日本国語大辞典では1532年頃の『新撰犬筑波集』に用例が示されています。
初出そのものを断定せず、確認できる辞書掲載の古い用例として扱います。
『花』という風流・観賞の対象と、『団子』という実利・食べ物を対比した表現です。精選版日本国語大辞典系の項目では、1532年頃の『新撰犬筑波集』に「花よりもだんご」とする古い用例が示されます。同志社女子大学の吉海直人による解説では、この古例は『岩つつじ』を含む句として紹介されており、古い『花』を現代の桜の花見だけに限定して説明するのは適切ではありません。
花見より食べ物を選ぶ姿から生まれた表現で、精選版日本国語大辞典では1532年頃の『新撰犬筑波集』に用例が示されています。
1532年頃の例は現時点で辞書から確認できる古い用例として扱い、厳密な初出・成立年とはしません。また、古い句には『岩つつじ』が現れるため、由来を現代の桜の花見だけに結びつけないよう区別します。
1532年頃の確認例。初出年・成立年とは断定しない。
古い用例と用法の広がり
花見より食べ物を選ぶ姿から生まれた表現で、精選版日本国語大辞典では1532年頃の『新撰犬筑波集』に用例が示されています。
確認済みの根拠資料を詳しく見る
資料上の表記:花より団子
1889年刊『日本欧米新編演説集』のOCR全文で「花より団子」を確認でき、近代には風流と実利を対比する定型表現として用いられていたことを示す資料となる。
原資料・書誌を見る ↗資料の該当箇所を詳しく見る
OCR本文で確認。原画像一字単位照合は未完了のため、厳密な翻刻としては扱わない。
同志社女子大学の吉海直人による解説では、『新撰犬筑波集』の古例に加え、1633年『犬子集』など後世の関連句も紹介されている。『花より団子』が江戸いろはかるた以前から用いられていたことを確認できる補助資料として扱う。
原資料・書誌を見る ↗資料上の表記:花よりもだんご
精選版日本国語大辞典系の項目では、1532年頃の『新撰犬筑波集』に「花よりもだんご」とする古い用例が示される。これは現時点で辞書本文から確認できる古い用例として扱い、ことわざ自体の初出年・成立年とは断定しない。
『新撰犬筑波集』に示される古用例。成立時期の断定には用いない。
原資料・書誌を見る ↗歴史の中で意味・使われ方はどう変わった?
見た目や風情より、実際に役立つもの・利益になるものを選ぶ場面で使います。
確認状況を明示し、未確認事項を確定情報のように扱わない方針です。
「最古」と断定せず、現時点で確認できる古い資料・用例として積み上げています。資料間で作者や由来の伝承が異なる場合は、複数説を保持して比較します。

