現状打破
読み方:げんじょうだは
「現状打破」の意味
「現状打破」とは、現在の状態をうち破り、それまでとは違う状態へ変えようとすることです。
今の状況に問題や物足りなさを感じ、積極的に変化を起こそうとする場面で使われます。
「現状打破」の使い方
次のような形で使われます。
- 「現状打破を目指す」
今の状態を変えることを目標にするときに使います。「組織の現状打破を目指す」などの形です。 - 「現状打破を図る」
状況を変えるため、具体的な方法を試みる場合に使います。 - 「現状打破のために〜」
後ろに行動や対策を続けます。「現状打破のために制度を見直す」などと使います。 - 「現状打破する」
「現状打破」をそのまま動作として表す形です。
「現状打破」の例文
- 売り上げが伸び悩む部署は、現状打破を目指して販売方法を一から見直した。
- 連敗が続くチームは、若手選手を積極的に起用して現状打破を図った。
- 今までと同じ勉強方法では成績が上がらないと考え、彼は現状打破のために毎日の学習計画を作り直した。
「現状打破」の類似表現
局面打開(きょくめんだかい)
「局面打開」は、行き詰まった事態を切り開き、解決への糸口を見つけることです。
「現状打破」が今ある状態そのものを変えることに使えるのに対し、「局面打開」は交渉や問題などが進まなくなった場面で、解決へ向かわせる場合に適しています。
「現状打破」の古い用例
1913年(大正2年)10月16日から21日に『大阪朝日新聞』へ掲載された雪堂
「経済界の現状打破(一〜六)」
の題名に、現在と同じ「現状打破」の四字が見られます。
「経済界の現状打破」という形から、この時点ですでに「〜の現状打破」と名詞として用いられていたことが分かります。
これを日本語での初出と断定することはできませんが、少なくとも大正初期には新聞記事の見出しに使われていました。
参考文献・出典
- 新村出編『広辞苑』第七版、岩波書店、2018年。
- 飯間浩明編『小学館 四字熟語を知る辞典』小学館、2018年、「現状打破」項。
- 小学館国語辞典編集部編『精選版 日本国語大辞典』小学館、2005~2006年。
- 雪堂「経済界の現状打破(一〜六)」『大阪朝日新聞』1913年10月16日~21日、神戸大学経済経営研究所「新聞記事文庫」。
