猿も木から落ちる

読み
さるもきからおちる
意味

その道に熟達した人でも、ときには失敗することがあるというたとえ。

技術や経験が豊富な人であっても、常に完璧とは限らず、思いがけない失敗をすることがあるという意味です。失敗した人を必要以上に責めず、「達人にも失敗はある」と受け止める文脈でも使われます。

意味を理解するときの注意

どれほど上手な人にも失敗はあるという教えです。

「猿も木から落ちる」の使い方

その道の名人や上手な人でも、ときには失敗することがあるというたとえ。 熟練者が珍しく失敗したときや、失敗した人を必要以上に責めないようにするときに使います。

熟練者が珍しく失敗したときや、失敗した人を必要以上に責めないようにするときに使います。

このことわざの中心どれほど上手な人にも失敗はあるという教えです。
誤用・誤解に注意文字どおりの場面だけに限定せず、比喩として使われることわざです。前後の文脈に合うか確認して使います。
使うときの注意相手への批判や評価として使う場合は、言い方が強くなりすぎないよう注意します。

「猿も木から落ちる」の例文

1

この場面は「猿も木から落ちる」ということわざで表せます。

2

意味を確認してから「猿も木から落ちる」を使うと、意図が伝わりやすくなります。

3

猿も木から落ちる」の教えを、日常の判断にも生かしたい。

「猿も木から落ちる」の由来・背景

精選版日本国語大辞典では、1638年の俳諧『鷹筑波』に用例が示されています。

初出そのものを断定せず、確認できる辞書掲載の古い用例として扱います。

由来

このことわざは、木登りに長けた猿でも落ちることがある、という意外性を人間の熟練者の失敗になぞらえた表現です。特定の人物や一つの出来事を起源と断定できる根拠は、今回確認した資料からは得られていません。辞書では俳諧『鷹筑波』の1638年用例が古い例として示されていますが、これは「確認できる古い用例」であり、ことわざそのものの成立年とは分けて扱います。

資料による伝承の違い

精選版日本国語大辞典では、1638年の俳諧『鷹筑波』に用例が示されています。

由来を読むときの注意

古用例の確認と成立時期の断定は別問題です。本サイトでは、辞書が掲げる1638年例を「確認できる古い用例」とし、ことわざ自体の初出年・成立年は未確定として扱います。

確認できる古い資料辞書で確認できる古い用例として俳諧『鷹筑波』の例が示される

精選版日本国語大辞典系の項目では1638年の用例として掲出。現存資料の書誌年代とは区別し、初出年・成立年とは断定しない。

古い用例と用法の広がり

精選版日本国語大辞典では、1638年の俳諧『鷹筑波』に用例が示されています。

確認できる古い資料俳諧『鷹筑波』(1638)に用例が確認される。|1638年
確認済みの根拠資料を詳しく見る
歴史1902年
国文典教科書

資料上の表記:猿も木から落ちることがある

1902年刊『国文典教科書』のOCR全文では「猿も木から落ちることがある」という形が教材の例文に用いられている。近代には現在とほぼ同じ定型が教育文脈でも使用されていたことを示す資料として扱う。

文法・作文教材の例文として用いられる。

吉田弥平 等著
原資料・書誌を見る ↗
資料の該当箇所を詳しく見る
資料利用上の注意

OCR本文で確認。原画像との一字単位照合は未完了のため、厳密な翻刻としては扱わない。

古い用例年代不詳
コトバンク『猿も木から落ちる』

資料上の表記:猿も木から落ちる

精選版日本国語大辞典系の項目では、俳諧『鷹筑波』の1638年用例が示される。これは現時点で辞書本文から確認できる古い用例として扱い、ことわざそのものの成立年・初出年とは断定しない。

辞書が掲げる古用例。成立時期の断定には使用しない。

原資料・書誌を見る ↗
資料の該当箇所を詳しく見る
資料利用上の注意

『鷹筑波集』の現存書誌には1642年等の記録もあり、辞書の用例年と現存資料の書誌年は区別して扱う。

歴史の中で意味・使われ方はどう変わった?

熟練者が珍しく失敗したときや、失敗した人を必要以上に責めないようにするときに使います。

記事データ編集確認済み
専門レビュー専門レビュー待ち

確認状況を明示し、未確認事項を確定情報のように扱わない方針です。

研究上の扱い

「最古」と断定せず、現時点で確認できる古い資料・用例として積み上げています。資料間で作者や由来の伝承が異なる場合は、複数説を保持して比較します。

「猿も木から落ちる」の用例を、国立国会図書館の資料から探す

見出し語や異形をそのまま検索語にして、OCR全文資料の用例候補と年代別の出現傾向を調べられます。

OCR全文検索の結果は用例候補です。引用・年代・初出の判断では、資料画像と書誌をあわせて確認してください。Ngramのグラフは出版年代ごとの出現傾向を見るためのもので、成立年代そのものを示すものではありません。

「猿も木から落ちる」に関する研究・資料

このことわざを直接扱う研究

研究資料Iffatu Masrura Al Hakimi「Animal Conceptual Metaphors in Kotowaza: A Cognitive Linguistic Study」

Iffatu Masrura Al Hakimi / Journal of Japanese Language Education and Linguistics / Universitas Muhammadiyah Yogyakarta / 2024

Hakimi (2024) は『猿も木から落ちる』を動物ことわざの分析対象に含め、猿をsource domain、人間をtarget domainとする概念メタファーとして論じている。

Journal of Japanese Language Education and Linguistics 8(1), pp.77–99(本文中のMonkey項目)

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「猿も木から落ちる」の研究データを引き継ぎ、古用例・異形・出典・関連語・研究資料を横断して確認できます。このことわざについて、記事の続きとしてそのまま調査を進められます。

  • 古用例と年代をまとめて確認
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