豊年満作
読み方:ほうねんまんさく
「豊年満作」の意味
農作物が豊かに実り、収穫が非常に多いことです。
作柄に恵まれた年そのものを指す場合もあります。
「豊年満作」の使い方
次のような形で使われます。
- 「豊年満作だ」
その年の作柄について述べます。「今年は豊年満作だ」などの形です。 - 「豊年満作の〜」
後ろに「年」「秋」などを続けます。「豊年満作の秋」などと使います。 - 「豊年満作を〜」
後ろに「祝う」「願う」「祈る」などを続けます。
「豊年満作」の例文
- 夏から秋にかけて天候に恵まれ、今年は豊年満作だと農家の人々が喜んでいます。
- 収穫祭には、豊年満作の一年に感謝して、新しくとれた米や野菜が供えられました。
- 春の祭礼では、地域の人々が秋の豊年満作を願って祈りをささげました。
「豊年満作」の類似表現
五穀豊穣(ごこくほうじょう)
「五穀豊穣」は、米や麦などの穀物が豊かに実ることをいいます。
「豊年満作」が農作物の豊かな収穫を広く表すのに対し、「五穀豊穣」は特に穀物を対象とする語です。
「五穀豊穣を祈る」のように、豊作への祈願にもよく用いられます。
「豊年満作」を構成する言葉の意味
- 豊年(ほうねん)
穀物などがよく実り、収穫の多い年をいいます。 - 満作(まんさく)
作物が十分に実り、収穫が多いことをいいます。
「豊年満作」の古い用例
文化8年(1811年)の滑稽本、式亭三馬・楽亭馬笑作『狂言田舎操』下には
「豊年満作また来年も福々で」
とあり、現在と同じ「豊年満作」という四字形の日本語用例が見られます。
『狂言田舎操』は江戸で文化8年に刊行された作品です。
参考文献・出典
- 新村出編『広辞苑』第七版、岩波書店、2018年。
- 飯間浩明編『小学館 四字熟語を知る辞典』小学館、2018年、「豊年満作」項。
- 小学館国語辞典編集部編『精選版 日本国語大辞典』小学館、2005~2006年、「豊年満作」項。
- 早稲田大学図書館古典籍資料『狂言田舎操』書誌、文化8年(1811年)。
